バーチャル空間しんじょう君〜半導体のない世界を体験するぜ!〜
2022.11.11
〜絶滅したニホンカワウソのお友達を探す旅をしている
須崎市マスコットキャラクターしんじょう君と
新荘川の妖精さきちゃん
今日はどうやら世界の様子が
おかしいようです。〜
しんじょう君
「たいくつたいくつ☆
毎日たいくつだよー☆」

しんじょう君「たいくつだからさきちゃんに電話して
あそびにきてもらおうかな☆」

しんじょう君「これをこうして。。☆」

てくてくてくてく
さきちゃん「朝のうちに川まで洗濯に行けたし…このあと晩ごはんのおかずを海で釣りして…」

しんじょう君「えい☆」

さきちゃん「ん?」

さきちゃん「どうしたの?しんじょう君」

しんじょう君「暇だからあそぼう☆」

さきちゃん「いいよ。何する?」

しんじょう君「ゲームしよう☆」

しんじょう君「今からしんじょう君の家においでおいでー☆」

ドン!

1時間後・・・・・・・

さきちゃん「はい、最長交易路と最大騎士力の合わせ技で10ポイントたまったからわたしの勝ちだね」

しんじょう君「さすがさきちゃん!発展カードの使い方がテクってるよー☆」
さきちゃん「しんじょう君が振るサイコロの出目もなかなかすごかったよ」
しんじょう君「これで539勝540敗83分けだよー☆」
さきちゃん「明日も負けないぞ」

しんじょう君「そうそうさきちゃん、
………なんかしんじょう君最近気持ちがもやもやするんだよねー☆
なんていうか…しんじょう君の電話はこんな形じゃなかった気がするし…
さきちゃんといつも遊んでた対戦ゲームって、
こんなのじゃなかった気がするんだよね…」

さきちゃん「なに言ってるのしんじょう君。
ここ20年電話の形は変わってないし、
ゲームもリバーシかトランプかボードゲームぐらいしかないよ。
移動は馬車が一番早いし、水は川に汲みに行く生活だし、
夜はロウソクだし、メールといえば矢文だよ。」

しんじょう君「そうだよねー☆そんな生活だよねー☆
…なんか考えると頭が痛くなってきたよー☆」

しんじょう君「うぅ……うぅ……☆」
さきちゃん「ちょっとしんじょう君大丈夫?」
しんじょう君「行かなくちゃ……行かなくちゃ………☆」
さきちゃん「しんじょう君?」

さきちゃん「しんじょう君!!」

さきちゃん「しんじょうくーーーーーーーん!!」

しんじょう君「なんか………ここから呼ばれた気がする……☆」

しんじょう君「こんにちは……」

謎の女性「しんじょう君いらっしゃい。ようやく来てくれたわね」

しんじょう君「お姉さん誰ですか?それに……ここは?」

謎の女性「いま私たちが生きているこの世界は、
本来私たちが生きていた世界じゃないの。
私たちは”観測者”に気づかれないように、極めて秘密裏に、
この世界を正しいあり方に戻す”ある物”を作ろうとしてきたのよ。

そして、”ある物”が完成したらしんじょう君、あなたに認識して
もらわなければならない。
そうすれば私たちは元の世界に戻れるわ。」
しんじょう君「言ってることが全然わからないけど、
つまり、ここは半導体チップの原料を作っている工場で、
半導体部品ができたら、みんなスマートフォンが使えたりPS5がプレイできたり、
電気ガス水道のインフラが整ったり、
自動車が走るようになったり、
冷蔵庫電子レンジテレビとかの家電がある生活に戻れるんですね?」

謎の女性「(めっちゃよくわかってるやん……)」
謎の女性「話がはやいわ!しんじょう君、これを見てくれる?」

謎の女性「電子機器に搭載されている半導体チップは、
シリコンの小さな板(ウエーハ)の上に
トランジスタ・抵抗・コンデンサの電子機能をとても細かく印刷しているの。
この小さな板は純度の高いものでなければならないから、
原料資源が豊富で高純度化しやすい、『ケイ素(シリコン)が多く含まれている石ころ』を原料として使用しているのよ。」

謎の女性「ただ、自然の中にあるシリコンは、酸素やアルミニウム、
マグネシウムなんかと結びついているから、
高純度のシリコン元素の抽出には精錬が必要なのよね。
うちの会社は、半導体チップの原料となるシリコンの単結晶を作っているのよ。」

しんじょう君「シリコンって酸素の次に多い元素だけど。。単結晶にするのってどうやるの?」
謎の女性「気になる?さっそく半導体チップの原料となる
単結晶棒(インゴット)を作っている様子を見にいきましょう!」

謎の女性「ここでは半導体のベースになるシリコンの単結晶を作っているの。
いわゆる『インゴットの引き上げ』ね。
慎重にゆっくり引き上げると品質のいい単結晶ができあがるのよ。」

しんじょう君「へー!ぜんぜんわからないけど。。。
ポリシリコンをドープ材といっしょに石英ルツボの中で溶融して、
種結晶棒を回転させながら除々にひきあげて、
必要な太さのインゴットをつくってるってことだね!」
謎の女性「(めっちゃよくわかってるやん……)」

しんじょう君「あれはなにをしてるの?」

お兄さん「これはー!
切断するための印をつけてるんですよー!
所定の長さに切断するんですけどー!
これを……」
「こうしてダイヤモンドブレードで…」

「こう!!!!!」

しんじょう君「すごいよー!
こんな固そうなものがさっくり切れちゃったよー!」

しんじょう君「なんか数字がふられてて格好いいね☆ね☆」

しんじょう君「ねえねえ☆しんじょう君あっちの方も見たいんだけど…」
お姉さん「あっちはかわうそにはかなり危険だからやめておきましょう!
この後は、ウェーハの表面を鏡状になるまでピカピカに研磨して、
900〜1100℃の中で酸化性雰囲気に晒して表面に酸化膜をつけて、
フォトレジストっていう感光剤をウェーハの表面に塗布するわ。」

しんじょう君「なるほど!そのあとウエーハの表面に回路を焼き付けるんだね☆」
謎の女性「(めっちゃよくわかってるやん……)」
謎の女性「あと、うちでは半導体向けの単結晶シリコンインゴット・ウェーハだけじゃなくて、
太陽光発電向けの単結晶シリコンインゴットも作っているのよ。すごいでしょう!」
スタッフのみなさん「しんじょう君しばらく半導体のない生活をしてきたようですが、ずいぶん不便だったでしょう!
これでしんじょう君はもとどおり半導体のある生活に戻れますからね!」

しんじょう君「スタッフのみなさん…たいへんな作業だとおもいますけど
みなさんのおかげで便利な生活ができてるんですね☆
ほんとうにありがとうございます☆」
しんじょう君「さあ!これで世界は半導体の力でもっともっと便利に進化するはずだよー!
家に帰って半導体のある生活をまんきつするよー☆」

しんじょう君「まんきつするよー!」

しんじょう君「マンキツ…マン…キツ…… タイクツマンキツ………」

ザ………………ザ……………ザッ…ザザ…………… ザザッ………

ザザッ……ザザザザザザザザザーーーーーーー
プツン…


謎の声「あーあ☆また失敗しちゃったよー☆」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
さきちゃん「しんじょう君なにやってるの?」
しんじょう君「コンピュータの仮想空間に生命を誕生させて
半導体のない世界をシミュレーションしてたんだけど。。
どうしても2022年あたりで半導体が見つかっちゃうんだよねー☆
この世界も失敗だよー☆
またリセットして生命誕生からやりなおすね☆」

さきちゃん「ふーん。
ちょっと見てたけど半導体のない世界ってかなり不便だね。
iPhoneもないしPS5もないし、電気ガス水道のインフラもあまり整ってなかったし…
この世界に半導体があってよかったね。」

しんじょう君「そうだよねー☆しんじょう君ツイッターができないと死んじゃうし
ゲームないときっと毎日寝てばっかりのせいかつになっちゃうよー☆
そうだ、さきちゃんゲームやろー☆」

さきちゃん「いいね。今日はザンギ使ってみようかな」
しんじょう君「毎回リュウに有利とれるキャラつかうのやめて☆」
〜今日も須崎は平和です〜
と!いうことで!!
PC、モバイル機器、ゲーム機、自動車、ネットワーク機器、
産業用機械などに不可欠な「半導体チップの原料」を作っている会社
「エム・セテック」さんにおじゃましました!
エム・セテックさんは
半導体に使う「単結晶シリコンインゴット・ウェーハ」
太陽光発電に使う「単結晶シリコンインゴット」の製造をしている会社ですが、
事業内容の魅力がうまく伝わらず、人材が集まりにくく困っていらっしゃるそうです。
みんなの生活に欠かせない半導体、太陽光発電に不可欠な素材の製造に興味がある方!
ぜひエム・セテックさんの採用ページを覗いてみてください!

待ってます!
