【速報】高知県民に“免許制”導入 しんじょう君特別試験官に
2026.03.01

高知県は4月1日未明、高知県在住者を対象とした「高知県民免許制度」の導入を正式に発表した。
この制度は、県内に居住するすべての人に対して、県民としての資格を証明する”高知県民免許”の取得を義務付けるものとなる。
年齢不問、県内在住者が全員対象
発表によると、免許の取得義務は年齢を問わず、県内在住者すべてに適用される。試験は実技2科目・筆記2科目の計4科目で構成される予定で、内容は以下の通り。

特別試験官「しんじょう君」が厳しい採点
なお、試験の中でも注目を集めているのが、土佐弁の筆記試験およびスピーキングおよびリスニング、さらに面接試験の実施体制である。
県の発表によると、これらの言語・コミュニケーション能力を測る重要科目については、高知県須崎市のご当地キャラクターであるしんじょう君が特別試験官として参加する。

受験者は、しんじょう君との対話形式で土佐弁の理解度や自然な受け答えを評価されるほか、面接では「高知愛」や地域文化への適応力もチェックされる見込み。

しんじょう君は「親しみやすさと厳正さを兼ね備えた試験を目指す」としており、かわうその“容赦ない判定”に注目が集まっている。

免許は4段階 最上位はゴールド県民

習熟度や高知文化への理解度に応じて、免許は4つの区分に分けられる。
初心者向けの「仮県民」からスタートし、よさこい経験者など一定の地域文化への参加実績を持つ「準県民」、「正規県民」、そして最上位に位置づけられる「ゴールド県民」の4段階となる。
特に「ゴールド県民」は、土佐弁を自在に操り、さらに高知特有のおきゃく文化にも適応できる人物として認定される最高ランクで、取得には高いハードルが設けられているという。
このゴールド県民には特典も用意されており、「おきゃく」における優先席の利用や、カツオのたたきを特別価格で楽しめる“半額デー”の適用など、高知らしい優遇措置が検討されている。
街に戸惑いの声「カツオは好きだけど焼いたことはない」
制度の発表を受け、街では戸惑いの声も上がっている。
県外から移住してきて、高知県須崎市在住の30代男性は「カツオは好きだけど、焼いたことはないので不安」と話す一方、60代女性は「土佐弁は得意やき、ちょっと楽しみ。ゴールド免許を目指すぞね」と前向きなコメントを寄せた。

免許取得で広がる「高知らしさ」の特典
また、高知県内在住者はこの免許取得が義務となるが、高知県外在住者が取得すると県内各地での体験プログラムや観光施設において、優遇措置が順次導入される。対象となるのは飲食や祭事にとどまらず、自然体験や地域交流など多岐にわたる。
例えば、地元漁師によるカツオ漁の見学ツアーへの優先参加や、よさこいチームの練習への特別参加枠の設置、さらには中山間地域での暮らし体験プログラムなど、より深い高知体験が可能になるとしている。
加えて、県内の商店街や飲食店では、免許提示によるサービスや限定メニューの提供も検討され、地域経済の活性化にもつなげる。

担当者は「免許を通じて、高知の文化を楽しみながら学んでいただければ」と説明している。
なお、この制度の施行は2026年4月1日0時から正午まで。
